使用する工具

鍵開けに使用する工具には何があるのか


既にロックされてしまっている鍵を開けるには専用の工具が必要になります。
探偵や泥棒を主役にしたドラマ、映画などではヘアピンを使って即座に鍵を開けてしまうような描き方がされることもありますが、実際にヘアピンだけを使ってあらゆるものを解錠できるとすれば、その人は世界トップクラスの超人的な技術を持っていると言って良いでしょう。
しかし現実においてはほとんどの場合、現代で作られる鍵を効率よく開けるには専用の工具が必要になってくるのです。
ではそこではどういった工具が使用されることになるのでしょうか。

まず最も多く使われることとなるのがピックと呼ばれるものです。
これは金属でできた棒の先端を加工したものであり、鍵穴に先端部を入れて中のピンを持ち上げるために使用されます。
現在使用されている鍵の多くはピンタンブラー錠というタイプであり、このタイプは鍵の内部に複数のピンが使用されています。
鍵の凸部分がそのピンを持ち上げることで、解錠できる位置にピンを動かしてドアが開くようになるのです。

ピックはこの凸部分の代わりとなるものであり、手の感覚と音などでピンがどの位置にあるかを把握して解錠することになります。
このピックには何種類かがあり、特に自動車に使用するものだと車種によって特殊なものが使用されるケースもあります。
またこのピックと併せて使用されるのがテンションと呼ばれる工具です。
これはテンションピックと呼ばれることもありますが、ピックを差し込んでピンを持ち上げている間、鍵穴に横向きの力をくわえることで一度持ち上げたピンが下がってこないようにする役割を担います。

基本的なピンタンブラー錠に関しては、ピックとテンションの二つを使って解錠することとなります。
また、この他にも完全に故障してしまった錠前を壊すためのドリルなどが使用されることもありますが、基本的に鍵開けに使用されるのはこの二つとなっています。

こうした工具は専門店などに行くと購入することができますが、個人が使用する場合には必ず自宅で、誤解を受けないように配慮をして使用しなくてはなりません。
勝手に他人の家や、他人の所有物の鍵を開けてしまうと、それは犯罪行為として罪に問われてしまいます。
日本国内では国で認められた専門資格などはありませんが、海外ではロックスミスという専門資格があるほど責任ある仕事とされています。
趣味として楽しんでいる人も少なくは無いのですが、実際に行う際にはそこに発生する責任についてしっかり理解して下さい。”